
美しさと使いやすさを兼ね備えた、暮らしのひとときを彩る和菓子切りです。

複雑な形状を人の手によって刳り(くり)出す加工を得意とする輪島キリモトならではの技術を活かしており、 手にしっかりと馴染むやや大きめのサイズは、使いやすさにもこだわっています。

先端は丁寧に削り出され、切れ味は抜群。
和菓子を潰すことなく、美しい断面を保ったまま切り分けることができます。
和菓子以外にもチーズやフルーツを召し上がる際にもお使いいただけ、食卓をより上品に演出します。

木目の柔らかさを引き立てるのは、漆塗りの技法の中で最も基本的な「拭漆技法」によるもの。
手跡やほこりなどを残さないよう丁寧に整えた木地に、漆を直接塗り込み、乾かないうちに布で擦り込むように拭き取って乾かします。
この工程を何度も繰り返すことで、木の持ち味を活かしながら、上品で深みのある表情に仕上げています。
輪島塗(わじまぬり)/石川県
石川県輪島市にて室町時代より受け継がれてきた、日本を代表する伝統的工芸品です。
漆器づくりに適した豊かな森林資源と、漆の乾燥に適した気候に恵まれた土地で育まれました。
地元産の珪藻土「輪島地の粉」を用いた独自の下地技法や、欠けやすい部分を布で補強する「布着せ」によって、非常に堅牢で修理も可能な器が生み出されます。
実用性と美しさを兼ね備え、長く愛用できる品として、国内外から高い評価を受けています。
匠の技がつなぐ、漆のかたち~木地・研ぎ・塗り~
【木地】
木を削り、器の原型を作る工程。
素材の選定から形状まで、木地師の感性が光ります。
自然の樹木の個性を見極めて形づくるため、
仕上げには時間と手間がかかります。
【研ぎ】
下地塗りでは、表面を滑らかに整えるために
何段階もの研ぎを重ねます。
研ぎ物師による見えない部分の丁寧な手仕事こそが、
仕上がりの美しさを左右する重要な工程です。
【塗り】
漆を幾重にも塗り重ね、乾かし、研ぎを繰り返すことで、
深みのある表情が生まれます。
漆は気温や湿度に敏感なため、塗りの工程には細やかな調整が
求められ、刷毛の一筆が仕上がりを左右する繊細な工程です。
塗師の経験と感性が、輪島塗の品質を支えています。
輪島キリモト(わじまきりもと)
石川県輪島で200年以上「木と漆」に携わる桐本家。江戸期より漆器製造を営み、
昭和初期に木地業へ転業。六代目俊兵衛が設備を整え、七代目泰一がデザインを融合。
平成27年「輪島キリモト」と改称し、器・家具・内装材など、
「木と漆が暮らしに溶け込むものづくり」を展開中。
http://www.kirimoto.net/
「備長炭×漆」のしごと
https://www.tanagokoro.com/column/column9.html
| 商品名 | 和菓子切り/生漆 |
|---|---|
| 色 | 生漆(きうるし) |
| サイズ | 約14.4cm |
| 素材 | 天然漆 ホオ | 技法 | 拭漆 |
| お手入れ方法 | 詳しいお手入れ方法などは同梱の説明書をお読み下さい。 ・ガラスや陶器を洗うように、水やぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤を使い、スポンジで洗い流してください。 ・洗ったあとはやわらかな布で水分を拭きとってください。水滴が残ると乾燥後に水道水のカルキが白く見えることがあります。 ・硬いものや先の尖ったものが当たると、塗膜が傷つきますのでご注意ください。 |
| 原産国 | MADE IN JAPAN |




































