上品でやわらかな備長炭漆を持ち手と箸先に、中央には美しい艶の漆をあしらったお箸です。

【備長炭×漆】
持ち手と箸先に施した備長炭漆。
漆本来のしっとりとした深みのある質感を保ちながら、表面硬度が高く傷がつきにくい仕上げ「makiji（蒔地）」という技法によりつくられました。
備長炭と漆の質感の対比をお楽しみいただける美しい仕上がりです。


「蒔地」は輪島キリモトの桐本泰一氏が、輪島市内から産出される純度の高い珪藻土を焼成粉砕した地の粉と漆だけを掛け合わせる蒔地技法を独自に応用し開発したものです。

【かたち】
箸の形は、持ち手は楕円で箸先は円になっています。
楕円形の箸は、人間工学的に一番持ちやすいかたちと言われています。
熟練の職人により3種類のカンナを駆使してつくられます。
機械では造形することができない、手仕事からうまれたやさしいかたちです。

ツヤのある漆の部分は、黒と、深い飴色が美しい木地呂の2種類からお選びいただけます。


【輪島キリモト】
明治時代、輪島漆器を製造販売。昭和初期に漆器木地屋を創業。
3代目である桐本泰一氏が輪島キリモトを創設し、木地から漆塗りまでをこなす一貫生産を行っています。
丈夫で長持ちし、傷が付いても塗り直して使い続けることのできる環境にやさしいものづくりと、漆が現代の暮らしに馴染むことを願い、作品がつくり続けられています。

数多くのグッドデザイン賞を受賞。世界のブランドとのコラボレーション企画も手掛けています。
http://www.kirimoto.net/